2008年06月27日

こえだめ

昨日の寄生虫に引き続き、気持ちのいいものではありませんが、

今日は「肥だめ」の話。お食事中の方、お許しくださいね。

我々の子供の頃は田畑の所々に「肥だめ」があって、し尿が蓄えられていました。

人が落ちたという、笑うに笑えない話も聞いたこともあります。

百姓をしていた頃、父が「こえたご」を天秤棒で担ぎ、畑にまいていたのを思い出します。



今では、安価で衛生的な化学肥料が普及したことで、人間のし尿を使った堆肥は

ほとんど使われなくなっています。

さて、政府は08年度の「環境・循環型社会白書」を閣議決定し、

その中で、江戸時代の社会システムを検証し、特に「肥だめ」の効用を絶賛しています。

江戸時代、し尿は廃棄物ではなく、肥料の原料として売買され、再利用されていました。

都市住民のし尿は商品として買われ、農村に運ばれ、肥料とされたのです。

し尿は放置しておくと悪臭ばかりか感染症の源にもなります。

しかし、「肥だめ」に入れておくと、発酵・熟成され、寄生虫や赤痢菌などを

死滅させることができ、安全で良質な肥料として使うことができるのです。

その肥料で作られた作物が、都市で消費されていました。まさに循環型社会だったのです。

さらに、このことは衛生的な都市を作っていたともいえます。

江戸時代と同時期のヨーロッパの諸都市では、し尿はそのまま垂れ流しされ、

とても不衛生でした。その不衛生な環境がコレラやペストの大流行を招き、

ある時期ヨーロッパの人口が激減したほどであったといいます。

「肥だめ」というリサイクル・有機農業システムを、今の日本で復活することなどできませんが、

環境に優しい循環型社会を作り上げるための、参考になるかもしれません。

われらが祖先は偉かったのですね。



Posted by ほうじん at 08:02│Comments(15)
この記事へのコメント
幼い頃、おじいちゃん家の近くに牛舎がありました。そこに肥溜めらしきものがあり、足を突っ込んでしまった記憶があります(-_-;それ以来、近づきませんでしたけと…(;^_^A
Posted by ドラミ at 2008年06月27日 08:07
幼い頃、おじいちゃん家の近くに牛舎がありました。そこに肥溜めらしきものがあり、足を突っ込んでしまった記憶があります(-_-;それ以来、近づきませんでしたけど…(;^_^A
Posted by ドラミ at 2008年06月27日 08:08
昔、近所にあり、良く石を投げ込み、友達に散らしたりして遊ぶのが流行ってました(ToT)

かなりの勢いでおっちゃんに怒鳴られたのは言うまでもありません( ̄▽ ̄;)
Posted by 黒マニヨン at 2008年06月27日 08:12
それにまつわる話はかまりありましたが、今は昔の物語。
Posted by まーきみ。まーきみ。 at 2008年06月27日 08:30
ボッチャン、落ちました!

くさくって、お風呂入っても、臭いが取れてないような気がして・・・。

ああ~脳裏に蘇る、ご幼少時代・・・。昔から、おボッチャンでした。
Posted by 田吾作田吾作 at 2008年06月27日 08:35
ドラミさん
2度のコメント有難う御座います。よっぽどいやな記憶だったのですね。月並みですが、運がついてよかったのかもよ。
黒マニヨンさん
ハイハイ、私も経験がありますらい。
まーきみ。さん
やんちゃだったまーきみ。だったら、この手の話には事欠かないでしょうね。
田吾作さん
やっぱり、名前がピッタリのような気がして・・。
Posted by ほうじん at 2008年06月27日 08:45
石投げて「ドボン!」・・・・穴が元に戻るのに時間がかかる・・
その間「クサ~!」って走り回る子供達・・無邪気だなあ~(=_=)
Posted by ブラスト at 2008年06月27日 09:19
昔は全てそういう風に使って、何一つ無駄なモノなど無かったのですね(^^)v
Posted by もも at 2008年06月27日 12:11
昔ヨーロッパの方では、糞尿を 窓から外へ捨てていたそうですね。
そこで 道を歩くのに女性は、裾が、汚れない様に ハイヒールをはいたり男性は、マントをつける様になったとかって聞きました。(^^)
その点日本は、偉かったですね(^^)
Posted by セイコウ at 2008年06月27日 13:23
発酵、熟成してたんですか~。なんでも無駄にしないという知恵ですね。
Posted by はこはこ at 2008年06月27日 15:55
ヨーロッパでは、不潔なにおいを消すために、香水が開発された。日本人には、米食民族でもありますので、体臭が臭くない。しかし、欧米の食事をとりいれることにより、体臭のにおいがきつくなった。におい消しのため香料がないと、ダメな世代が増えている。ちなみに加齢臭は、別物です。
Posted by 八坂石鹸 at 2008年06月27日 18:00
ブラストさん
そんな遊び結構やったのですね。
ももさん
リサイクル社会だったのですね。どんなものでも無駄にしない精神が、今の時代にもあればいいのですが。
セイコウさん
ハイヒールやマントはそうして生まれたのですか。知らなかった。
はこさん
そう、まるでワインやウィスキーのように大切に保存されていたのですね。
八坂石鹸さん
香水がにおい消しのためにつけれていたとはね。香水より、石鹸の臭いのほうがすきだなあ。
Posted by ほうじん at 2008年06月27日 20:49
今となっては場所も定かではないのですが、おたまじゃくしを取りにいき
片足つっ込んで靴が脱げ、その靴を取る為片手をつっ込んだ・・いまいましい思い出。今となっては、草息れがする懐かしい平和な時代でした。
Posted by しげちゃん at 2008年06月27日 21:41
皆さん同じような経験をされてますね~ (-_-;)
Posted by ダイ at 2008年06月27日 21:58
「こえだめ」のことを子供のころは「こえたご」と呼んでました。
いっぱいあったので時々落ちる子供がいましたね(^_^;)
Posted by ケース家 at 2008年06月27日 22:34